March 8, 2019 / 4:16 PM / 17 days ago

英首相、EUに「いま一歩」の譲歩呼び掛け 来週議会採決

[グリムズビー(英北部) 8日 ロイター] - メイ英首相は8日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る膠着打開に向け、EUに「いま一歩」の譲歩を要請した。

3月8日、メイ英首相(写真)はブレグジットを巡る膠着打開に向け、EUに「いま一歩」の譲歩を要請した。写真は2月7日、ブリュッセルで撮影(2019年 ロイター/Francois Lenoir/File Photo)

英議会は、首相の修正離脱案の採決を12日に行う予定。これまでのところ、EUが譲歩する兆しは見られない。

メイ首相は、イングランド北部グリムズビーでの講演で「議会の最終的な懸念に対処するために、いま一歩が必要だ」と主張。

「ここで引き下がってはならない。12日に議員の支持を獲得するために必要なことをしよう」と訴え、否決された場合「何が起こるか誰にも分からない」と警告した。

グリムズビーでは住民の70%が2016年の離脱の是非を問う国民投票で離脱賛成に投票している。

ブレグジットを巡る先行き不透明感から多くの企業が投資案件を先送りする事態になっている。これに対する責任について問われたメイ首相は、企業の懸念を解消するには離脱協定案を承認し、先に進むしかないと回答。協定案が承認されなければ、離脱が不可能になり英国民が裏切られることになるか、合意がないまま離脱し、企業にとって悪夢が現実になると述べた。

メイ首相の発言について野党・労働党のコービン党首はスカイニュースに対し、メイ首相は「自暴自棄になっているように見える」と指摘。「メイ首相の案は機能しない。支持は得られず、議会で承認されない」と述べた。

英国とEUは今週も協議を行ったものの、アイルランド国境問題の安全策(バックストップ)を巡り合意は得られなかった。[nL3N20T3B3]メイ首相がEUに譲歩を呼び掛ける内容の発言を行ったのは今回が初めてで、交渉が膠着していることにいら立ちを隠せなかったもようだ。

ただEU側もいら立ちは隠しきれず、メイ氏のこの日の発言に先立ち、アイルランドのバラッカー首相は、譲歩するのはEUでなく英国の方だとし、離脱の決定は「自ら作った問題」だと指摘している。

EU外交官の間からも、来週の議会採決で否決されればメイ首相が責任はEUにあると非難するとの批判的な見方が出ている。

議会採決を来週に控え、メイ首相は週末の間にEU首脳と電話会談を行うほか、離脱交渉を担当しているコックス法務長官、もしくは他の政府高官が9日か10日にブリュッセルを訪問する可能性がある。

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