April 7, 2019 / 10:59 PM / 2 months ago

英政府、EU離脱巡る与野党協議での譲歩の可能性示唆

[ロンドン 7日 ロイター] - 英政府は7日、欧州連合(EU)離脱協定案に対する議会の支持を得るため野党・労働党に譲歩する可能性を示唆した。メイ首相は前週、離脱協定案への支持を得るためEUとの将来関係の大枠を示す政治宣言での合意を目指して労働党のコービン党首と協議を始めた。

 4月7日、英政府は7日、EU離脱協定案に対する議会の支持を得るため野党・労働党に譲歩する可能性を示唆した。写真はメイ英首相。ハイウィカムで撮影(2019年 ロイター/Simon Dawson)

与野党協議は今のところ成果を生んでおらず、労働党の政策担当幹部らは、政府は関税同盟などを巡る「越えられない一線」から動いていないと指摘した。

こうした中、保守党の離脱支持派であるレッドソム下院院内総務はBBCの番組で「EUを離脱するのであれば、譲歩することが重要だ」と述べ、「最も重要なのは、実際に離脱するということだ」と強調した。

また、メイ首相が提案している離脱後の関税の枠組みは、労働党が求める関税同盟と大きく異なるものではないとの見方を示した。

ドイツのショルツ財務相は英与野党に対し、「政治の麻痺(まひ)を終わらせ、無秩序な離脱を回避するための分別ある合意」を見いだすよう求めた。

もっとも、労働党で産業政策を統括するロングベイリー議員によると、これまでのところ「実質的な変更」はないという。その上で同議員は「両党は、議会が必要としている譲歩案を見いだすため最大限の歩み寄りに向けて懸命に取り組むことにコミットしている」とBBCに対し述べた。

一方、労働党で法政策を統括するチャクラバーティ議員はスカイ・ニュースに対し「総選挙か2度目の国民投票なしに現時点で実質的な前進を遂げることができるとは想像しがたい」との見方を示した。

メイ首相はこれまで、EUの関税同盟に残留すれば他国と自由貿易協定を結ぶことができないとして残留に反対してきた。

首相は新たに投稿したビデオで「政府としては、是が非でもEUを離脱しなければならないと考えている。つまり合意を成立させなければならないということだ」と述べ、与野党協議に踏み切った理由を説明した。

野党に協力を求めたことに対して身内の与党からは反発の声も上がっているが、メイ首相は離脱支持派に対し「膠着が長期化すればするほど離脱が実現しないリスクが高まる」と警告した。

*写真を付けて再送します。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below