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[ロンドン 12日 ロイター] - メイ英首相の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)案に反対する与党議員約50人が、メイ首相を退陣させる手段や時期について議論するため、11日夜に会合を開いた。英BBCが匿名の関係筋の話として12日、報じた。
報道によると、会合に参加した議員は、保守党内の強硬派、ユーロピアン・リサーチ・グループ(ERG)のメンバーの一部。参加者の一部によると、すでにメイ首相の不信任案を提出したという。保守党の規則では、保守党議員の15%(現在48人)が不信任投票を求めれば、党首選挙が実施されることになる。
またBBCは11日の会合にはERGの幹部が誰も参加していなかったと報じたほか、同会合では、メイ首相が自身の提案に基づいてEUとの協定を確保できるかどうかによって想定されるシナリオについても協議されたとした。
一方、英紙ザ・サンは12日、メイ首相が7月に首相の別荘「チェッカーズ」でまとめたEU離脱案について、EU首脳陣が来週のEU非公式首脳会合で拒否した場合、メイ首相の事務所が極秘の計画を策定し、同離脱案を見限ると報じた。