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独首相、ブレグジット協議に突破口ない なお「楽観的」

ドイツのメルケル首相は2日、欧州連合(EU)と英国のEU離脱(ブレグジット)を巡る協議で、突破口が見えないものの、年末までの貿易協定妥結に依然として楽観的だとの見方を示した。写真はメルケル首相(2020年 ロイター/Johanna Geron)

[ブリュッセル/ロンドン 2日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は2日、欧州連合(EU)と英国のEU離脱(ブレグジット)を巡る協議で、突破口が見えないものの、年末までの貿易協定妥結に依然として楽観的だとの見方を示した。

ジョンソン英首相とEUは10月中旬に貿易協定に合意する目標を設定したが、EUのバルニエ首席交渉官は協議が今月末まで続くとの見通しを示した。

EUと英国間で円滑な関係を確保するにはまだ大きなハードルがある。年末に移行期間が終了した後に新協定がなければ、年間1兆ユーロ相当の貿易が危険にさらされる可能性がある。

バルニエ氏は、航空安全などに関し新たな進展があったと明らかにした。一方、個人データ保護や炭素価格の設定の問題は進まなかった。また「深刻な乖離」が続いているとして、政府補助金を含む平等な競争環境の確保や漁業に関する合意が必要だと訴えた。

メルケル氏は「突破口を見いだせたと発表することはできない」としながらも、「ブレグジットの交渉が続く限り私は楽観的だ」とブリュッセルでのEU27カ国首脳会議後に述べた。

メルケル氏は、英国が9月30日にノルウェーと新たな漁業協定で合意したことに触れ、「合意は見いだし得る」と評価した。この協定にはお互いの海域へのアクセスや漁獲割り当てなどが含まれる。割り当ては英国が望んでいるが、EUが拒否してきた。漁業はフランスにとって政治的に敏感な問題であるため。

しかし、EU外交筋によると、メルケル氏のコメントは、双方が議論した後、立ち位置が近づいている可能性を示唆しているという。

一方、アイルランドのマーティン首相はEU首脳会議で、英国が離脱協定でアイルランド国境問題の合意を尊重すべきだと述べた。「貿易や雇用保護の観点から重要だ」と主張した。アイルランドとEUは、英国による離脱協定を骨抜きにする「国内市場法案」がアイルランドの平和を脅かすと懸念している。

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