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EU、英に「あと少しの譲歩」求める 通商交渉最終段階前に

10月9日、英国と欧州連合(EU)の通商交渉の期限が15日に迫る中、バルニエEU首席交渉官は、交渉の最終段階に入る前にいくつかの点で英国に譲歩を求めていることが9日、外交官筋の話で分かった。写真は同日、ブリュッセルの鉄道駅に到着するEUのバルニエ首席交渉官(2020年 ロイター/Francois Lenoir)

[ロンドン/ブリュッセル 9日 ロイター] - 英国と欧州連合(EU)の通商交渉の期限が15日に迫る中、バルニエEU首席交渉官は、交渉の最終段階に入る前にいくつかの点で英国に譲歩を求めている。EUの外交官が9日、明らかにした。

バルニエ氏と英国のデービッド・フロスト首席交渉官は合意に近づいていると述べるが、漁業権や公正な競争、ガバナンスについて大きな溝があると主張している。英国もEUも合意しなかった場合の対策を用意している。

ロンドンにわずか12時間滞在したバルニエ氏は、合意の実現性を左右する機密性の高い大詰めの段階を指すいわゆる「トンネル」に入る前に、いくつかの点で英国が譲歩することを望んでいる。EUの上級外交官は「トンネルに入る前に、英国側からあと少し欲しいところだ」と述べた。

ジョンソン英首相の報道官は交渉について、幾分の進展があったとした上で、全ての点で見解が一致しているわけではないと述べた。

EUの外交官は「緊急事態対策は必ず計画する必要がある。年末が急速に迫っている中で協定を結べるのか結べないのかいまだに分からない状態だ」と述べる。

一つの問題点は漁業権だ。EUは英海域での安定した漁業権を確保したい。海沿いの漁業地域が政治的影響力を有するフランスにとっては重要な課題だ。英国はEU加盟国でないノルウェーとの合意のように、漁獲量を毎年の交渉によって決定することを求めている。

EU外交官は「漁業権が英EU合意の主要な障害とはならないと思う」と述べた。「英国は『これは非常に重要であり、主権にかかる問題だ』と言おうとしているが、EU市場のアクセスを得るための交渉手段としているのだろう」との見方を示した。

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