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英・EUが会談、北アイルランド巡る通商問題解決へ努力表明

英国のゴーブ内閣府担当相(国務相)と欧州委員会のセフコビッチ副委員長は11日、ロンドンで会談し、EUによる新型コロナウイルスワクチン供給制限を受けて再燃した英領北アイルランド国境を巡る通商問題を解消するとあらためて表明した。写真はEU旗と英国旗のパズル、2019年11月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[ロンドン 11日 ロイター] - 英国のゴーブ内閣府担当相(国務相)と欧州委員会のセフコビッチ副委員長は11日、ロンドンで会談し、EUによる新型コロナウイルスワクチン供給制限を受けて再燃した英領北アイルランド国境を巡る通商問題を解消するとあらためて表明した。

両氏は会談後の共同声明で、率直かつ建設的な協議をしたと発表。北アイルランドの扱いについて定めた昨年12月の合意に基づき全力で解決を図るとしたが、詳細には踏み込まなかった。

英国の欧州連合(EU)離脱移行期間が終了した後の今年1月、アイルランド島内における物理的な国境の設置を避けるためにEUの単一市場に留まった北アイルランドと英国本土間の物流が通関手続きにより滞る事態となったが、英国とEUは問題の責任を押し付け合ってきた。

さらにEUが1月末、コロナワクチンの輸出管理にあたり北アイルランドへの輸出も制限対象に含めると、英国は猛反発。EUは直後に撤回したものの、英国との関係はさらに冷え込んだ。

離脱協定の履行責任者であるゴーブ氏は先に、北アイルランド問題でEUから必要な譲歩を取り付けられなければ、あらゆる措置を検討すると表明。今週には、EUが北アイルランドへのコロナワクチンの輸出を制限しようとしたことで信頼関係が損なわれたとして、EUとの関係見直しと、離脱協定に含まれる英国と北アイルランド間の取引に関する規定の修正を提案した。

一方、セフコビッチ氏は英国が要求した譲歩内容の大半を拒否している。英国は国内のスーパーや供給業者が食品や医薬品などを北アイルランド向けに出荷する際の新たな通関手続きに慣れるまで複雑な手続きを免除する期間を2023年1月1日まで延長するよう要求したが、セフコビッチ氏はこの要求についても11日の協議前の書簡で拒否した。

同氏は、EUは英国本土と北アイルランド間の鉄鋼取引については柔軟性の付与を検討しているが、ペットの移動や種芋などの植物の取引についてはいかなる変更もEUの単一市場ルールへの英国のコミットメントが必要になると指摘した。

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