[ロンドン 3日 ロイター] - 英国のジャビド内相は3日、欧州連合(EU)離脱後の英国とアイルランドの国境管理について、既存技術を利用して問題を解決することが可能だとの見方を示した。
英議会は1月29日、アイルランド国境問題に関するバックストップ(安全策)を代替措置に置き換えることを求める案を可決した。
ジャビド内相はBBCテレビに対し「アイルランド島内のハードボーダー(厳格な国境管理)を回避することは可能であり、既存の技術を利用することが完全に可能だ。唯一欠けているのはEU側の少しばかりの善意だ」と述べた。
また、EUは英国が合意のないまま離脱した場合にアイルランド国境のハードボーダーを回避する枠組み設置を支援する考えを明確にしていると指摘し、「『合意なき離脱』のシナリオでそれが可能なら、なぜ合意のシナリオではできないのか」と述べた。その上で「このことから、私は依然として合意が最も可能性の高い結果だと考えている」と話した。