[14日 ロイター] - 14日付の英紙サンによると、英国のメイ首相は欧州連合(EU)と合意した離脱案が15日に否決された場合、2度目の議会採決を強行する見通しだ。
離脱案は15日に予定される議会採決で否決されるとみられており、無秩序な離脱や離脱撤回などさまざまな可能性が浮上している。
同紙がメイ氏の支持者らの話として報じたところによると、ドイツのメルケル首相がメイ氏に土壇場で助け舟を出し、離脱案が議会で否決された場合、EUはさらなる譲歩が可能だと伝えたという。
譲歩にはアイルランド国境問題のバックストップ(安全策)の終了日に関してアイルランドのバラッカー首相から合意を取り付けることなどが含まれているという。
EUは14日、メイ首相への書簡で、英領北アイルランドとEU加盟国アイルランドとの国境問題について、バックストップの回避を目指すという確約を守るとし、確約は法的効力を持つと表明した。[nL3N1ZE3E6]
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