November 21, 2018 / 9:43 PM / 25 days ago

英・EU首脳、将来関係巡り溝埋められず 24日再会談へ

[ブリュッセル/ロンドン 21日 ロイター] - 英国のメイ首相は21日、欧州連合(EU)離脱を巡りブリュッセルでユンケル欧州委員長と会談した。EUとの将来の関係について協議したが、双方の溝は埋まらなかった。メイ氏は24日に当地に戻り再会談することを明らかにした。

 11月21日、英国のメイ首相は、欧州連合(EU)離脱を巡りブリュッセルでユンケル欧州委員長と会談した。EUとの将来の関係について協議したが、双方の溝は埋まらなかった。メイ氏は24日に当地に戻り再会談することを明らかにした。(2018年 ロイター/Yves Herman)

会談は約1時間半にわたり行われた。メイ氏としては、EUとの間で合意した離脱協定案を巡り、国内の反対派を抑えるためにEU側の協力を取り付けたい考え。

メイ氏は会談後、「これまで協議してきた課題が一部残っている」とし、24日に再びブリュッセルに戻ってユンケル氏と協議を行うと話した。

メイ氏は、離脱協定案を正式決定する25日の緊急EU首脳会議までにEUとの将来の関係の大枠をまとめたい考え。

EU外交筋によると、メルケル独首相は25日の会議では追加の協議をしたくない考え。そのため、最終案は首脳会議前にまとめる必要がある。

欧州委員会の報道官は、メイ氏とユンケル氏の会談では「非常に好ましい進展があった」とし「協議を継続する」とコメントした。

一方、スペインのサンチェス首相は、英領ジブラルタルの問題が解決されない限り25日の会議で協定案に反対票を投じると表明している。[nL4N1XV3RV]

英首相府によると、メイ氏はこの日サンチェス氏と会談。メイ氏は、ジブラルタルも含めて英国全体にとってうまく機能する離脱協定で合意できるよう取り組む意向をサンチェス氏に伝えた。メイ氏、サンチェス氏、およびジブラルタル自治政府の間で好ましい形で問題に取り組み、英国とジブラルタル自治政府は議論の継続を望んでいると首相府は説明している。

<英領ジブラルタルの扱い>

25日の会議では、英国が離脱した後のEUとの将来の関係の大枠を定める「政治宣言」と離脱時の条件を定める「離脱協定案」の正式決定を目指している。関係者によると、「政治宣言」に盛り込まれた漁業権や将来の通商協定について、EU側の懸念は払しょくされたという。一方、スペインが懸念を示している英領ジブラルタルの扱いが唯一の課題になっている。

スペイン南海岸の半島にあるジブラルタルは1713年に英領となったが、スペインはかねてより領有権を主張している。2016年の英国民投票では、ジブラルタルの住民の96%がEU残留を望んだ。ただ、来年3月末にジブラルタルは英国とともにEUを離脱する。

スペインは、英国とEUの将来の関係を巡る協議に関する離脱協定案の184条をほんの数日前に初めて認識し、ジブラルタルに関する記述が曖昧だと指摘している。

サンチェス首相とボレル外相は、英国とEUの将来の関係を巡る協議ではジブラルタル問題を取り扱わないことを「政治宣言」と「離脱協定案」に明記すべきだと主張。スペインは、ジブラルタルの扱いについては英国との2国間協議で決められるという保証を得たい意向だ。

あるEU外交筋は、ここにきてジブラルタルの扱いが唯一の課題となっていると述べた。

*内容を追加しました。

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