January 30, 2018 / 2:55 AM / 4 months ago

EUが英離脱の移行期間で交渉方針採択、20年末まで加盟扱い

[ブリュッセル 29日 ロイター] - 英国を除く欧州連合(EU)加盟27カ国の代表は29日、ブリュッセルで理事会を開き、英国のEU離脱(ブレグジット)後に設ける移行期間に関する方針を定めた「交渉指令」をわずか数分で採択した。これを受け、EUのバルニエ首席交渉官は近く、移行期間を巡る英国との交渉に入る。バルニエ氏は数カ月以内の合意を目指している。

 1月29日、英国を除く欧州連合(EU)加盟27カ国の代表は、ブリュッセルで理事会を開き、英国のEU離脱(ブレグジット)後に設ける移行期間に関する方針を定めた「交渉指令」をわずか数分で採択した。ベルギー農家によるEU農相への抗議のためトラクターが並べられたEU理事会会場前(2018年 ロイター/Francois Lenoir)

交渉指令では、2019年3月のブレグジットから2020年末までの21カ月間を、企業や市民がブレグジット後の変化に対応するための移行期間に設定。移行期間中は英国がEU加盟の恩恵を受け続けられることを認めた。

一方、移行期間中の新たなEU法に対する英国の拒否権は認めなかった。ただ、EUの漁獲割り当てなど、英国の利益に関わる案件であれば、移行期間中もEUの会合で意見を述べることを認めた。

メイ英首相の報道官は、EUの交渉指令は英国の目的と一致するとして、採択を歓迎した。

バルニエ氏は交渉指令について、記者団に対し「英国はルールを確認し、これに最初から従う必要がある」と発言。「そうでない場合、(英国にとって)アラカルトの単一市場となってしまう。それはあり得ない」と語った。

英国はこれまでの離脱交渉で、EUに対する離脱清算金の支払いと英国に在住するEU市民の権利保証で合意したものの、条約を巡る欧州裁判所の権限やアイルランドと英領北アイルランド間の国境の扱いなど、未解決の問題は多く残る。

バルニエ氏は「離脱を巡るあらゆる問題で合意しない限り、移行期間の設置はない」と述べた。 

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