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英議会、メイ首相のEU離脱方針を否決 協定案修正巡り

[ロンドン 14日 ロイター] - 英議会は14日、メイ首相が先にまとめた欧州連合(EU)離脱協定案の修正を求める政府方針に賛同するか採決を行い、反対多数で否決した。

 2月14日、英議会はメイ首相(写真)が先にまとめた欧州連合(EU)離脱協定案の修正を求める政府方針に賛同するか採決を行い、反対多数で否決した(2019年 ロイター/SIMON DAWSON)

メイ首相はEUに対し、協定案でEU側の譲歩が得られれば英議会で法案を可決させると表明しており、今回の否決はメイ首相の交渉力を弱めることになる。

採決結果は賛成258、反対303だった。首相が合意なき離脱に対する態度を軟化させると懸念した与党保守党の多数の離脱推進派が投票を棄権した。

今回の採決は象徴的なもので、メイ首相は協定案修正を目指してEUとの協議を続けることができる。ただ、協定案に対する議会の支持を得る上で離脱推進派が大きなハードルになることが浮き彫りになった。

メイ氏の報道官は、協定案修正を目指すことが依然として議会の望みだと首相は信じているとし、「政府は3月29日の離脱に向けてEU側との取り組みを続ける」と述べた。

保守党内の離脱推進派で構成する「ユーロピアン・リサーチ・グループ(ERG)」は採決に先立ち、メイ首相が最終的に合意なき離脱を排除する可能性があるとのERGの懸念が払しょくされなければ、採決で首相を支持しないとの考えを示していた。

ERGは、合意なき離脱を排除すれば英国の交渉力が弱まるだけでなく、明確な離脱を実現する可能性も低下するとみている。

一方、一部の保守党議員や多くの野党議員は、メイ首相が離脱日まで時間が限られた状況に英国を追い込むことで議会に首相の離脱案支持か合意なき離脱の選択を迫ろうとしていると非難している。

野党労働党のマクガバン議員は、EU離脱の時計を止めるべきだとし、「普通ならこれは総選挙を行うべき状況だ。首相が下院の過半数を容易にまとめられないのは明白だ」と語った。

*内容を追加します。

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