January 8, 2019 / 9:40 PM / in 2 months

合意なきEU離脱に新たな制約、英議会で法案可決 首相窮地に

 1月8日、英議会は、欧州連合(EU)から合意なしで離脱する場合に政府の権限を制限する修正法案を303─296の賛成多数で可決した。写真はメイ首相。リバプールで7日代表撮影(2019年 ロイター)

[ロンドン 8日 ロイター] - 英議会は8日、欧州連合(EU)から合意なしで離脱する場合に政府の権限を制限する修正法案を303─296の賛成多数で可決した。これにより、合意なき離脱へのハードルが高まった。

採決されたのは財政法修正案で、離脱協定案が議会で否決された場合、政府は合意なき離脱について議会の承認を得なければ、離脱後も税制が円滑に機能するよう税関連法を改正する権限を行使できなくなる。

修正法案は合意なき離脱を完全に阻止する内容ではないが、政府が税制上の対策を進めるうえで制約が設けられた。

政権の敗北となった今回の採決で、メイ首相の政権、与党、議会での脆弱な立場が浮き彫りになった。メイ氏が推進する離脱協定案は15日に議会採決が行われる。

労働党のコービン党首は「この投票は合意なき離脱を阻止するための重要なステップだ。これにより、議会や内閣などには合意なきEU離脱を求める多数派は存在しない」と述べた。

一方、政府報道官は、「この修正法案で3月29日のEU離脱が変わることはなく、政府が税金を徴収できなくなることもない」と強調。「政府は議会と協力し、いかなるブレグジット(EU離脱)のシナリオ下でも税制が円滑に機能するよう図る」と語った。

野党議員イベット・クーパー氏は、合意なきブレグジットが製造業や雇用、食品価格、警察活動、治安に及ぼす悪影響について懸念が強いことが法案の可決で示されたと指摘。

「修正法案は財政法にしか適用しておらず、今後の最善の道のりについてもさまざまな異なる見解がなお存在するが、十分な数の議員が混乱を伴う合意なき離脱に賢明な方法で反対する用意があることが明らかになった」とした。

*内容を追加しました。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below