for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

EUが首脳声明、アイルランド国境問題で英国の懸念緩和へ

 12月13日、欧州連合(EU)首脳会議は、共同声明を発表し、英国の離脱合意案で最も大きな懸案事項となっているアイルランド国境問題を巡る安全策(バックストップ)について、一時的な措置とする方針を示した。ブリュッセルのEC本部前に掲げられた英国とEUの旗。2017年12月撮影(2018年 ロイター/Yves Herman)

[ブリュッセル 13日 ロイター] - 欧州連合(EU)首脳会議は13日、共同声明を発表し、英国の離脱合意案で最も大きな懸案事項となっているアイルランド国境問題を巡る安全策(バックストップ)について、一時的な措置とする方針を示した。

離脱案に含まれるアイルランドとの厳格な国境管理を回避するためのバックストップについて、発動されても永続的な措置とならないよう、EUと英国は2021年までに新たな合意を目指す。

11月下旬にメイ首相とEUが合意した離脱案について、再交渉は行わないとしている。

メイ首相は、離脱案が議会で承認されるよう、EU側に英国の懸念を払しょくするための何らかの譲歩を求めていた。

EUは、「将来英国と可能な限り緊密なパートナーシップを構築すること」を望んでいるとし、バックストップを発動しなくてすむように、2020年末までのパートナーシップ構築を目指すとしている。

バックストップが発動された場合、厳格な国境管理に戻らないことを確約する新たな合意がまとまらない限り、なおかつ合意がまとまるまでの間、バックストップは一時的な措置とする。

*内容を追加しました。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up