[ブリュッセル 15日 ロイター] - 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は15日、臨時のEU首脳会議を今月25日に開催し、英国の離脱協定と将来の関係に関する政治宣言を承認すると表明した。
同大統領は、EUのバルニエ首席交渉官との会談後、記者団に「特別なことが起きない限り、英国の離脱協定を最終決定し、正式なものにするため、EU首脳会議を開催する。11月25日(日)午前9時半に開催する」と述べた。
同大統領によると、現在、全加盟国が離脱協定案を分析しており、今週中に各国の代表が会合を開き、意見を共有した上で、欧州委員会に対し、EUと英国の将来の関係に関する共同政治宣言の最終決定を委託する。
欧州委は、政治宣言について、今月20日までに合意を成立させる予定。加盟国政府は、その後48時間で宣言の内容を精査し、22日にEU首脳の代表間で合意を成立させる段取りという。
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