March 2, 2020 / 6:31 AM / a month ago

英国が通商方針を2日発表へ、「対米交渉は有利に進める」と首相

[ロンドン 1日 ロイター] - 英国政府が通商交渉を巡る方針を2日に発表するのを前に、ジョンソン英首相は1日、米国との交渉では英国に有利になるよう交渉を進めると強気の姿勢を示した。

 3月2日、英国政府が通商交渉を巡る方針を2日に発表するのを前に、ジョンソン英首相(写真)は1日、米国との交渉では英国に有利になるよう交渉を進めると強気の姿勢を示した。写真はロンドンで2月撮影(2020年 ロイター/PETER NICHOLLS)

米国との新たな貿易協定は、欧州連合(EU)離脱後の英経済の構造改革や世界における新たな役割を模索する上で重要な要素となる。

英国政府の分析によれば、米国との貿易協定締結によって英米間の貿易額は153億ポンド(196億1000万ドル)押し上げられ、英国に34億ポンドの経済効果をもたらすという。英国の経済規模は2兆7000億ドル前後。

米国は現在、英国にとってEUに次ぐ第2の貿易相手国。2018年の英国の輸出の19%、輸入の11%を米国が占めた。EUが英国の輸出入に占める割合はそれぞれ45%、53%だった。

両国はともに年内に合意に至ることに期待を示しているが、課題は多い。

貿易協定によって米国の民間の医療サービス企業が英国に入り込み、公共医療を提供する国民保健サービス(NHS)が崩壊するのではないかと危惧する声は多い。

米国の食の安全や動物愛護の水準に対する懐疑的見方も根強くある。

一方、米国政府は昨年、英国との交渉では米国製の医薬品や医療機器に完全な市場アクセスが認められることを目指す方針を表明している。その実現にはNHSの薬価制度を改定する必要があり、薬価の上昇を招く可能性がある。

英国は米国に加えて、日本やオーストラリア、ニュージーランドとも今後数カ月間に貿易協議を開始する予定。EUとも将来の関係について交渉する。

英国政府は2022年までに対外貿易の80%を自由貿易協定(FTA)でカバーする目標を掲げている。

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