March 2, 2020 / 4:23 PM / a month ago

英政府、対米通商巡る交渉方針を公表 厳しい姿勢で協議へ

[ロンドン 2日 ロイター] - 英政府は2日、米国との通商協議における交渉方針を公表した。ジョンソン英首相は厳しい姿勢で挑む意向で、米英の「特別な関係」を試す交渉となりそうだ。

ジョンソン氏は英国が1月に欧州連合(EU)を離脱して以降、米国と通商交渉を進めようとしている。独立した国家として立場を確立するためだけではなく、今後の通商関係を交渉する上でEUに圧力を掛ける狙いだ。英国の交渉団はこの日、EUとの通商協議のためブリュッセルに向かった。

英国は米国との交渉方針案で、要求が満たされない場合は交渉を打ち切ると警告した。貿易における障壁を取り除くことで「大きな改善」を成し遂げたいとした上で、英国民保健サービス(NHS)は交渉対象ではなく、食品安全基準も保つと主張した。

方針案は両国が衝突する材料となる可能性がある。英国は次世代通信規格「5G」で中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の製品使用を一部容認することを決めたほか、デジタルサービス税を導入する意向であり、両国関係には既にひずみが生じている。

ジョンソン氏は「英国には最高の交渉官がいる。英産業を活性化するために厳しく交渉する」と述べた。「最も重要なのは、この通商協定は偉大な米英両国における特別な緊密関係を反映する点だ」と付け加えた。

英国は4月から米アルファベット傘下グーグルや米フェイスブック、米アマゾンなどの大手テクノロジー企業にデジタルサービス税を課す計画。米国はこれを批判している。この日発表された方針案は英国がデジタルサービス税の導入を見直す可能性を示唆した。

英政府は、自動車や陶器、食品・飲料のメーカーのほか、建築家や弁護士などの専門サービス企業が通商協定の最大の恩恵を受けると述べた。

米国は昨年に公表した英国との交渉目標で、米国の医薬製品と医療機器の完全な市場アクセスを求めている。実現した場合、NHSの価格規制が変更され、医薬品が値上がりする可能性がある。

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