December 22, 2017 / 12:17 PM / a year ago

第3四半期の英GDP確報値は前年比1.7%増、家計支出は低調

[ロンドン 22日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した第3・四半期の英国内総生産(GDP)確報値は前年比1.7%増となり、伸びは改定値の1.5%から上方修正された。市場予想の1.5%も上回った。

 12月22日、英国立統計局(ONS)が発表した第3・四半期の英国内総生産(GDP)確報値は前年比1.7%増となり、伸びは改定値の1.5%から上方修正された。写真はロンドンのスーパーマーケット、4月撮影(2017年 ロイター/Neil Hall)

前期比では0.4%増と、改定値およびエコノミスト予想の中央値と一致した。

家計支出は前年比1.0%増と、2012年第1・四半期以来の低い伸びとなった。

インフレ加速や賃金上昇の鈍化により圧迫されている家計は、収入全般の伸びがほぼゼロとなり、貯蓄に手をつける結果となっている。

英国の今年の成長は、他の欧州主要国に比べて低い。前年の欧州連合(EU)離脱決定によりポンドが下落したことでインフレが加速し、消費者を圧迫したのが主因だ。

インベステックのエコノミスト、フィリップ・ショー氏は「今回の数字で、家計が圧迫されていることが確認された」との見方を示した。

来年はインフレ鈍化と賃金上昇の加速が見込まれており、家計への圧力は減る見通しだ。ただ、ショー氏は「実際に何が起きるかをみてみる必要がある」と述べた。

同氏は、家計とは対照的に、英国の製造業は大幅に成長していると指摘。生産高は年率で3.3%増加し、世界経済の回復やポンド安が追い風となったと話した。

製造業が英経済に占める割合は約10%と、サービス業の80%を大幅に下回る。サービス業は1.4%成長となり、国内経済の低迷を映した。

賃金の伸びはインフレ率を下回っており、多くの家計にとって重しとなっている。

家計可処分所得(インフレ調整済み)は0.2%増と、第2・四半期の2.3%増から鈍化した。第1・四半期はマイナスだった。

貯蓄率は5.2%と、前の期の5.6%から低下したが、第1・四半期の3.7%は上回った。

ONSによると、家計収支は4四半期連続で赤字となっており、これは1987年の調査開始以来初だという。

経常収支は227億8400万ポンドの赤字で、GDP比4.5%相当。赤字額は市場予想の212億ポンドを上回った。

2016年のGDPは前年比1.9%増と、1.8%増から上方修正された。

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