July 22, 2019 / 7:10 PM / 5 months ago

英国、5Gへのファーウェイ参画巡る決断を先送り

[ロンドン 22日 ロイター] - 英国は22日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する米制裁措置の影響が明らかになるまで、第5世代(5G)通信網の構築へのファーウェイの参画を巡る決断を先送りすると発表した。

7月22日、英国は中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する米制裁措置の影響が明らかになるまで、第5世代(5G)通信網の構築へのファーウェイの参画を巡る決断を先送りすると発表した。写真は北京のファーウェイ店舗。5月撮影(2019年 ロイター/Thomas Peter)

ライト英デジタル・文化・メディア・スポーツ相は議会で「(米制裁)措置は他市場への影響と共にファーウェイ製品の信頼性や将来の供給に影響を与える可能性があるため、通信網へのファーウェイの関与を判断する上で(米制裁措置は)関連性のある検討事項になる」と指摘。

米国の立場が明らかになる前にファーウェイとの関係を具体的に決断することは誤りであるとの判断を下した一方で、可能な限り早く決断すると述べた。

ファーウェイの通信設備を巡っては、米国が中国政府による情報収集活動に使用される可能性があるとして排除するよう同盟国に求めており、米国の要求に従わない国とは安全保障に関する情報共有を打ち切ると警告している。

メイ英首相が議長を務める国家安全保障会議(NSC)は4月、アンテナなど5Gインフラの「非中核」部分へのアクセスをファーウェイに認めることで合意。この日のライト氏の報告に最終決定が含まれる予定だったが、メイ首相の辞任により、一連の手続きが停滞している。

ライト氏は「5Gネットワークへのファーウェイ機器の全面的な禁止が選択すべき道であると、英国政府が判断する可能性はある」とし、「まだ包括的に判断する状況ではない」と語った。

通信各社は、ファーウェイの参入が禁止されれば5Gサービスの本格展開が遅れ、コストが大幅に膨らむと懸念を示している。

英通信大手BT(BT.L)傘下で携帯最大手のEEは5月に5Gのサービスを開始。通信インフラにはファーウェイ製品を一部採用した。携帯大手のボーダフォン(VOD.L)も英国内で5Gサービスを始めており、通信速度は4Gの20倍程度で、通信容量も飛躍的に増え、多数の機器が接続可能になった。

ライト氏はサイバーセキュリティーのリスクに対する規制を大幅に強化する必要があり、あらゆる通信網について1社への依存度を下げ、幅広い供給業者が参入する必要があると指摘。

英国でファーウェイの通信設備が採用されない場合、スウェーデンのエリクソン(ERICb.ST)やフィンランドのノキア(NOKIA.HE)などが代わりの設備を供給するとみられる。

ファーウェイは英国政府による検討を受けて、英通信業者と5Gで引き続き協業できると確信を持ったと表明。同社の幹部は文書で「英国政府による『多様な通信サプライチェーン(供給網)』や『通信部門のセキュリティー要件強化に向けた新たな法案』の確約を歓迎する」と述べた。

「ファーウェイは英国で18年にわたり事業を行っており、BT、EE、ボーダフォンなどの提携相手が安全で信頼性のある通信網を構築するのを支えるわれわれの方針に変わりはない」とした。

*内容を更新しました。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below