[ロンドン 17日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が17日発表した1月の小売売上高(数量ベース)は、減少予想に反して前月比0.5%増加した。ただインフレによる消費者の需要低迷が変わっていないことが示された。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.3%の減少だった。
売上高は前年比5.1%減少した。
12月は前月比1.0%減から1.2%減へ下方修正された。
ONSのディレクター、ダレン・モーガン氏は声明で「12月に急減した小売売上高は1月にわずかに持ち直した。だが傾向としては依然として減少している」と指摘した。
燃料販売は価格の下落を受けて増加した。ネット通販や宝石、化粧品、じゅうたん、家具などは割引により売り上げが伸びた。
一方、4カ月連続で増加していた衣料品は大幅減となった。食料品もより低価格の品を求める動きが強まり、前月に続いて減少した。
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