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エリザベス英女王が死去、96歳 在位70年で最長

[バルモラル(スコットランド) 8日 ロイター] - エリザベス英女王が8日死去した。96歳だった。バッキンガム宮殿は声明で「女王は8日午後、英北部スコットランドのバルモラル城で安らかに息を引き取った」と明らかにした。

エリザベス女王は1952年2月、父ジョージ6世の病死に伴い、25歳の若さで即位。今年6月には在位70年を記念する祝賀行事「プラチナ・ジュビリー」が行われ、英歴代君主として最長となった。

女王の死去に伴い、長男のチャールズ皇太子(73)がチャールズ3世として新国王に即位した。

チャールズ国王は「私の最愛の母である女王陛下の死は、私や家族にとって最大の悲しみだ。多くの人に愛された女王の死を深く悼む。女王の死は、国や英連邦、そして世界中の無数の人々に偲ばれると思う」と述べた。

英王室は8日、エリザベス女王の健康状態を医師らが懸念し、医師の観察下に置かれることを推奨したと発表。女王が滞在していたバルモラル城に家族が駆けつけていた。

女王は昨年末から「一時的な歩行困難」を理由に、行事や公務への出席を控えていた。女王にとって最後の公務となったのは6日のトラス新首相の任命だった。

トラス首相は「女王陛下の死は、国民と世界に大きな衝撃を与えている」とし、「女王エリザベス二世は、どのような時もわれわれが必要とする安定と強さを与えてくた。女王はまさに英国の精神そのものであり、その精神は今後も生き続けるだろう」と語った。

首相官邸やロンドン市内の政府の建物には半旗が掲げられた。バッキンガム宮殿前には死を悼む数千人の人が集まった。

世界各国からも哀悼の言葉が寄せられ、バイデン米大統領は「女王が残した功績は英国の歴史、世界の物語の中に大きく刻まれるだろう」と表明。ホワイトハウスで半旗を掲げるよう命じた。

ブラジル政府は3日間、喪に服すことを宣言し、国連総会と安全保障理事会は黙とうをささげた。

ウクライナ侵攻で英国との関係が悪化しているロシアのプーチン大統領も「取り戻せない損失」と哀悼の意を表した。

女王はメディアのインタビューに応じることはなく、よそよそしいと批判を受けることもあった。しかし、大多数の人々にとって女王は唯一の君主であり、尊敬と称賛を集める存在だった。

ジョン・メージャー元首相は「公務において女王は無私かつ賢明であり、素晴らしい寛大な精神を持っていた。それが女王の生き方であり、統治法だった」と、述べた。

世論調査によると、チャールズ新国王はエリザベス女王と同等水準の支持を得られていない。女王を失ったことで、特に英連邦の一部地域で共和制への移行機運が高まるのではないかという憶測もある。

*動画を付けて再送します。

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