[ロンドン 17日 ロイター] - 英鉄道運転士労働組合(ASLEF)は17日、2月1日と3日に鉄道運転士らが新たにストを実施すると表明した。賃金案拒否を受けたもので、1万2500人余りの運転士が参加する見通しという。
一方、鉄道・海運・運輸労働組合(RMT)も、同じ日程で14社の組合員数百人がストを行うと発表した。
鉄道従業員らは昨夏以後、物価上昇に合致した賃上げを求めて定期的にストを実施。前回はクリスマスの休暇シーズンに行ったため、一部接客業に影響が出た。2月のストは複数の労組が協調して行うことから、交通の混乱悪化が予想されている。
このほか、教員や国境部隊を含む公務員ら10万人が2月1日にストを予定するなど、英国の産業界は過去数十年で最も不安定な状況となっている。
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