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英、20年代後半に夏季長期化へ 干ばつリスク高まる=気象庁

英気象庁は、2025─30年の国内の夏がより長く、乾燥したものになる公算が大きいとの予報を示した。写真は、英リークにある干上がった貯水池の底。2022年8月12日に撮影。(2022年 ロイター/Carl Recine)

[ロンドン 30日 ロイター] - 英気象庁は、2025─30年の国内の夏がより長く、乾燥したものになる公算が大きいとの予報を示した。気候変動の加速が原因で、干ばつのリスクが増大する可能性があるという。

具体的には、夏の気候の期間が長くなり、秋季の降雨量が4─12%減少する公算が大きいとみられている。

ここ数週間で英国の大半が干ばつを宣言。欧州の記録的な熱波により国内インフラは限界状態となり、気候変動は政治課題となっている。

気象庁は、温暖化ガス排出のシナリオを検証した結果、排出量が多い方が影響が大きくなることが示されたとして、気候変動は人類の活動が原因と結論付けている。

気象庁の科学者、ダニエル・コッタリル氏は「われわれの研究により、おおむね夏のような気候がより乾燥した気象をもたらし、それが秋まで続くようになることが分かった」とし、「こうした変化が直ちに起きるとはみていないが、20年代半ば以降により高温で乾燥した夏に続き、より温暖で乾燥した秋が訪れて干ばつリスクが高まるというのが重要な研究結果だ」と述べた。

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