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英中央銀行、新紙幣に動物性脂肪の使用継続へ

 8月10日、英国の中央銀行であるイングランド銀行は、物議を醸している動物性脂肪を今後もプラスチック素材の新紙幣に使用する方針を明らかにした。写真はプラスチック素材の5ポンド紙幣。昨年9月、ロンドンで撮影(2017年 ロイター/Stefan Wermuth)

[ロンドン 10日 ロイター] - 英国の中央銀行であるイングランド銀行は10日、物議を醸している動物性脂肪を今後もプラスチック素材の新紙幣に使用する方針を明らかにした。ベジタリアンや宗教団体から多くの抗議が寄せられているが、中銀は使用継続の理由として、パーム油由来の代替原料の使用が環境リスクを伴うことと、政府が高価すぎると判断したことを挙げた。

中銀は昨年、より耐久性が高く偽造が困難としてプラスチック素材の新紙幣を導入した。しかし、牛と羊由来の微量の動物性脂肪が使用されていることが判明し、13万人以上が使用中止を求めて署名。中銀はこれを受けて検討作業を行った。

複数のヒンズー教寺院とベジタリアンカフェでは、新5ポンド紙幣の受け取りを拒否している。

中銀は「世論の指摘を認識しており、軽々しい決定を下したわけではない」とし、唯一の代替原料はパーム油から抽出したより高価な化学物質となるが、供給業者が環境に配慮した生産方法を取れないと説明した。

9月に導入されるプラスチック素材の10ポンドと20ポンド紙幣も、動物性脂肪使用に関する今回の発表が適用されるという。

中銀は、紙幣に使用されている動物性脂肪は通常0.05%以下の割合と釈明している。

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