[北京 9日 ロイター] - 中国の騰訊控股(テンセント)(0700.HK)の対話アプリ「微信(WeChat)」に対抗する新アプリとして注目を集めていた「子弾短信(Bullet Messenger)」が、アップル(AAPL.O)の「アップストア」から削除された。著作権上の問題が指摘されたため。子弾短信を開発した北京快如科技が明らかにした。パートナーから提供された画像コンテンツについて苦情があったという。
子弾短信は8月のリリース後、10日間で500万人の登録ユーザーを集め、一時、中国の「アップストア」ランキングで1位の無料アプリとなった。
北京快如科技は「パートナーと状況を確認しており、ダウンロードの再開が可能になれば、すぐに通知する」としている。
アップルのコメントはとれていない。
中国の対話アプリ市場では、微信がユーザー数約10億人と圧倒的なシェアを占めており、子弾短信の急成長は、業界関係者の関心を集めていた。