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米FOMC声明全文

 [ワシントン 16日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が16日発表した、12月15─16日の連邦公開市場委員会(FOMC)の声明全文は次の通り。

 12月16日、米連邦準備理事会(FRB)が12月15─16日の連邦公開市場委員会(FOMC)の声明全文を発表。写真はFRBの建物。ワシントンで2008年10月に撮影(2009年 ロイター/Larry Downing)

 11月の会合以降に入手した情報は経済活動が引き続き上向いたことを示している。労働市場の悪化は鈍化している(abating)。住宅セクターには過去数カ月の改善を示す一定の兆候(some signs of improvement)が見られる。

 家計支出は緩やかなペース(at a moderate rate)で拡大しているもようだが、弱い労働市場、穏やかな所得の伸び、住宅資産の減少、信用のひっ迫によって依然抑制されている。企業は設備投資の削減を継続しているが、ペースは一段と減速している。雇用には引き続き消極的な姿勢を示している(reluctant to add to payrolls)。売上高に一段と沿った水準に向けた在庫の調整が引き続き進展している。金融市場は経済成長を一段と支援する状況になった(more supportive of economic growth)。経済活動は今後も当面弱い状態が続く公算が大きい(remain weak for a time)ものの、金融市場や金融機関の安定化に向けた政策措置、財政・金融政策上の刺激策および市場の力が、物価が安定する状況の中で経済成長の強化や資源利用の一段と高い水準への緩やかな回復に寄与するとFOMCは予想する。

 かなりの資源の緩み(substantial resource slack)がコスト圧力を引き続き弱める可能性が高く、長期インフレ期待が安定的であることから、FOMCはインフレが今後も当分の間、抑制される(remain subdued for some time)と予想する。

 FOMCはフェデラルファンド(FF)金利誘導目標水準をゼロ─0.25%に据え置き、低水準の資源利用(low rates of resource utilization)や、抑制されたインフレ基調(subdued inflation trends)、安定的なインフレ期待(stable inflation expectations)といった経済状況により、FF金利を長期間(for an extended period)異例に低水準とすることが正当化される可能性が高いと引き続き予想する。住宅ローン・住宅市場を支援し民間クレジット市場の全般的状況を改善するためFRBは政府機関が保証するモーゲージ担保証券(MBS)を総額1兆2500億ドル、政府機関債を約1750億ドル購入している。市場の円滑な移行を促進するためFOMCは買い入れペースを徐々に落としており、2010年第1・四半期末までの完了を見込んでいる。FOMCは経済見通しや金融市場の状況の進展を踏まえ、証券買い取りの時期と総額を引き続き検討する。

 金融市場の機能回復が進んでいることを考慮し、特別流動性措置の大半について、FOMCとFRBは2010年2月1日で終了することを見込んでいる。これは6月25日にFRBが発表した内容と一致する。

 これらの措置には、マネー・マーケット・ファンド向け資金供給措置(AMLF)、コマーシャル・ペーパー・ファンディング・ファシリティー(CPFF)、プライマリーディーラー向け連銀窓口貸出制度(プライマリーディーラー・クレジット・ファシリティー=PDCF)、ターム証券貸出制度(TSLF)が含まれる。FRBは一時的流動性スワップ措置の2月1日までの完了に向け各国中銀と協調していく。また、ターム入札ファシリティー(TAF)による資金供給額を2010年初めに継続的に縮小していくことを予想している。

 ターム物資産担保証券ローンファシリティー(TALF)の終了予定日については引き続き、新規発行の商業用モーゲージ担保証券(CMBS)を担保としたローンは10年6月30日、それ以外の担保を裏付けとしたローンは10年3月31日とする。金融安定と経済成長支援のために必要な場合、これらの計画を変更する用意がある。

 今回の声明に賛成票を投じたのは、バーナンキ委員長、ダドリー副委員長、デューク、エバンズ、コーン、ラッカー、ロックハート、タルーロ、ウォーシュ、イエレンの各委員。

 <11月3─4日>

 9月の会合以降に入手した情報は経済活動が引き続き上向いたことを示している。前回の会合以降、金融市場の状況は全体を見るとほぼ変わっていない(roughly unchanged)。住宅セクターの活動は過去数カ月間で拡大した。

 家計支出は拡大しつつある(expanding)もようだが、雇用喪失の継続、弱い所得の伸び、住宅資産の減少、信用のひっ迫によって依然抑えられている(constrained)。企業は設備投資や雇用を依然として削減しているが、ペースは一段と緩やかになっている。売上高に一段と沿った水準に向けた在庫の調整が引き続き進展している。経済活動は今後も当面、弱い状態が続く公算が大きいものの(likely to remain weak for a time)、金融市場や金融機関の安定化に向けた政策措置、財政・金融政策上の刺激策および市場の力が、物価が安定する状況の中で経済成長の強化や資源利用の一段と高い水準への緩やかな回復を下支えするとFOMCは予想する。

 かなりの資源の緩み(substantial resource slack)がコスト圧力を引き続き弱める可能性が高く、長期インフレ期待が安定的であることから、FOMCはインフレが今後も当分の間、抑制される(remain subdued for some time)と予想する。

 こうした状況の中、景気回復を促し物価安定を維持するためにFRBは多岐にわたる手段(a wide range of tools)を引き続き用いる。FOMCはフェデラルファンド(FF)金利誘導目標水準をゼロ─0.25%に据え置く。また低水準の資源利用(low rates of resource utilization)や抑制されたインフレ基調(subdued inflation trends)、安定的なインフレ期待(stable inflation expectations)といった経済状況により、FF金利を長期間(for an extended period)異例に低水準とすることが正当化される可能性が高いと引き続き予想する。

 住宅ローン・住宅市場を支援し民間クレジット市場の全般的状況を改善するためFRBは政府機関が保証するモーゲージ担保証券(MBS)を総額1兆2500億ドル、政府機関債を約1750億ドル購入する。政府機関債の購入額は以前発表した最大2000億ドルから幾分規模が縮小するが、最近の購入方針に沿っており(consistent with the recent path of purchases)、政府機関債の入手可能性が限られていること(limited availability of agency debt)を反映している。

 市場の円滑な移行を促進するため(promote a smooth transition in markets)FOMCは政府機関債・MBSともに買い入れペースを徐々に落としていき(will gradually slow the pace)、2010年第1・四半期末までの完了を見込んでいる。FOMCは経済見通しや金融市場の状況の進展を踏まえ、証券買い取りの時期と総額を引き続き検討する。FRBはバランスシートの規模や構成を監視しており、妥当と判断されればクレジットと流動性プログラムを調整していく。

 今回の声明に賛成票を投じたのは、バーナンキ委員長、ダドリー副委員長、デューク、エバンズ、コーン、ラッカー、ロックハート、タルーロ、ウォーシュ、イエレンの各委員。  

 <9月22─23日>

 8月の会合以降に入手した情報は、経済活動が深刻な落ち込みを経て上向いた(picked up)ことを示している。金融市場の状況は一段と改善し、住宅セクターの活動は強まった(increased)。家計支出は安定化しつつある(stabilizing)もようだが、雇用喪失の継続、弱い所得の伸び、住宅資産の減少、信用のひっ迫によって依然抑制されている。企業は設備投資や雇用を依然として削減しているが、ペースは一段と緩やかになっている。売上高に一段と沿った水準に向けた在庫の調整が引き続き進展している。経済活動は今後も当面、弱い状態が続く公算が大きい(likely to remain weak for a time)ものの、金融市場や金融機関の安定化に向けた政策措置、財政・金融政策上の刺激策および市場の力が、物価が安定する状況の中で、経済成長の強化(strengthening of economic growth)や資源利用の一段と高い水準への緩やかな回復(gradual return to higher levels of resource utilization)を下支えするとFOMCは予想する。

 かなりの資源の緩み(substantial resource slack)がコスト圧力を引き続き弱める可能性が高く、長期インフレ期待が安定的であることから、FOMCはインフレが今後も当分の間、抑制される(remain subdued for some time)と予想する。

 こうした状況の中、景気回復を促し物価安定を維持するために、FRBは多岐にわたる(a wide range of)手段を引き続き用いる。FOMCは、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標水準をゼロ─0.25%に据え置くとともに、FF金利を長期間(for an extended period)、異例に低水準とすることが経済状況により正当化される可能性が高いと、引き続き予想する。

 住宅ローン・住宅市場を支援し、民間クレジット市場の全般的状況を改善するため、FRBは政府機関が保証するモーゲージ担保証券(MBS)を総額1兆2500億ドル、政府機関債を最大2000億ドル購入する。市場の円滑な移行を促進するため(promote a smooth transition in markets)、FOMCは買い入れペースを徐々に落としていき(will gradually slow the pace)、2010年第1・四半期末までの達成を見込んでいる。すでに発表のとおり、FRBによる3000億ドルの米国債買い入れは、2009年10月末までに完了する。FOMCは経済見通しや金融市場の状況の進展を踏まえ、証券買い取りの時期と総額を引き続き検討する。FRBはバランスシートの規模や構成を監視しており(monitoring the size and composition of its balance sheet)、妥当と判断されればクレジットと流動性プログラムを調整していく(will make adjustments to its credit and liquidity programs as warranted)。

 今回の声明に賛成票を投じたのは、バーナンキ委員長、ダドリー副委員長、デューク、エバンズ、コーン、ラッカー、ロックハート、タルーロ、ウォーシュ、イエレンの各委員。 

 <8月11─12日>

 6月の会合以降に入手した情報は、経済活動が横ばい状態であることを示している(economic activity is levelling out)。金融市場の状況は過去数週間に一段と改善した(improved further)。家計支出は引き続き安定化の兆しが見られるものの、雇用喪失の継続、弱い所得の伸び、住宅資産の減少、信用のひっ迫によって依然抑制されている。企業は設備投資や雇用を依然として削減しているが、売上高に一段と沿った水準に向けた在庫の調整が進展している。

 経済活動は今後も当面、弱い状態が続く公算が大きい(likely to remain weak for a time)ものの、金融市場や金融機関の安定化に向けた政策措置、財政・金融政策上の刺激策および市場の力が、物価安定を伴う持続可能な経済成長の緩やかな回復に寄与すると、FOMCは依然として予想する。

 エネルギーその他の商品価格は最近上昇した。しかし、かなりの資源の緩み(substantial resource slack)がコスト圧力を弱める可能性が高く、FOMCはインフレが今後も当分の間、抑制される(remain subdued for some time)と予想する。

 こうした状況の中、景気回復を促し物価安定を維持するために、FRBは利用可能なあらゆる手段を用いる。FOMCは、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標水準をゼロ─0.25%に据え置くとともに、FF金利を長期間(for an extended period)、異例に低水準とすることが経済状況により正当化される可能性が高いと、引き続き予想する。

 すでに発表のとおり、住宅ローン・住宅市場を支援し、民間クレジット市場の全般的状況を改善するため、FRBは年内に政府機関が保証するモーゲージ担保証券(MBS)を最大で総額1兆2500億ドル、政府機関債を最大2000億ドル購入する。さらにFRBは現在、最大3000億ドルの米国債買い入れを実施している。この国債買い入れが完了するにあたり市場の円滑な移行を促進するため(To promote a smooth transition in markets)、FOMCは買い入れペースを徐々に落とす(gradually slow the pace)ことを決定し、10月末までに買い入れの上限に達すると見込んでいる。

 FOMCは経済見通しや金融市場の状況の進展を踏まえ、証券買い取りの時期と総額を引き続き検討する。FRBはバランスシートの規模や構成を監視しており(monitoring the size and composition of its balance sheet)、妥当と判断されればクレジットと流動性プログラムを調整していく(will make adjustments to its credit and liquidity programs as warranted)。

 今回の声明に賛成票を投じたのは、バーナンキ委員長、ダドリー副委員長、デューク、エバンズ、コーン、ラッカー、ロックハート、タルーロ、ウォーシュ、イエレンの各委員。 

 <6月23─24日>

 4月の会合以降に入手した情報は、経済の収縮ペースが減速している(slowing)ことを示している。金融市場の状況は過去数カ月間に全般的に改善した(generally improved)。家計支出は一段の安定化の兆し(further signs of stabilizing)が見られるものの、雇用喪失の継続、住宅資産の減少、信用のひっ迫によって引き続き抑制されている。企業は設備投資や雇用を削減しているが、売上高に沿った水準に向けた在庫の調整が進展しているようにみられる。経済活動は今後も当面、弱い状態が続く公算が大きい(likely to remain weak for a time)ものの、金融市場や金融機関の安定化に向けた政策措置、財政・金融政策上の刺激策および市場の力が、物価安定を伴う持続可能な経済成長の緩やかな回復(gradual resumption of sustainable economic growth in a context of price stability)に寄与すると、FOMCは依然として予想する。

 エネルギーその他の商品価格が最近上昇した。しかし、かなりの資源の緩み(substantial resource slack)がコスト圧力を弱める可能性が高く(likely to dampen cost pressures)、FOMCはインフレが今後も当分の間、抑制される(remain subdued for some time)と予想する。

 こうした状況の中、景気回復を促し物価安定を維持するために、FRBは利用可能なあらゆる手段を用いる(employ all available tools)。FOMCは、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標水準をゼロ─0.25%に据え置くとともに、FF金利を長期間(for an extended period)、異例に低水準とすることが経済状況により正当化される可能性が高いと、引き続き予想する。

 すでに発表のとおり、住宅ローン・住宅市場を支援し、民間クレジット市場の全般的状況を改善するため、FRBは年内に政府機関が保証するモーゲージ担保証券(MBS)を最大で総額1兆2500億ドル、政府機関債を最大2000億ドル購入する。さらに、秋までに最大3000億ドルの米国債を買い入れる。FOMCは経済見通しや金融市場の状況の進展を踏まえ、証券買い取りの時期と総額を引き続き検討する。FRBはバランスシートの規模や構成を監視しており(monitoring the size and composition of its balance sheet)、その結果としてクレジットと流動性プログラムを調整していく(will make adjustments to its credit and liquidity programs as warranted)。

 今回の声明に賛成票を投じたのは、バーナンキ委員長、ダドリー副委員長、デューク、エバンズ、コーン、ラッカー、ロックハート、タルーロ、ウォーシュ、イエレンの各委員。

 <4月28─29日> 

 3月の会合以降に入手した情報は、経済が引き続き収縮した(continued to contract)ことを示している。ただ、収縮のペースは幾分減速している(somewhat slower)ように見受けられる。

 家計支出は安定化の兆しが見られるものの、雇用喪失の継続、住宅資産の減少、信用のひっ迫によって引き続き抑制されている(remains constrained)。

 弱い売上見通しや与信獲得の困難さが、企業による在庫、設備投資、雇用の削減につながった。

 金融市場の状況がある程度緩和したことを一部反映し、3月会合以降、経済見通しは緩やかに改善したものの(improved modestly)、経済活動は今後も当面、弱い状態が続く公算が大きい(likely to remain weak for a time)。

 しかし、金融市場や金融機関の安定化に向けた政策措置、財政・金融政策上の刺激策および市場の力が、物価安定を伴う持続可能な経済成長の緩やかな回復(gradual resumption of sustainable economic growth in a context of price stability)に寄与すると、FOMCは依然として予想する。

国内外の経済の一段の緩みを踏まえ、インフレは引き続き抑制される(subdued)と予想する。さらにインフレが当面、長期的に経済成長と物価安定を最も促進させる水準を下回って推移する若干のリスクがあると考える。

 こうした状況の中、景気回復を促し物価安定を維持するために、FRBは利用可能なあらゆる手段を用いる(employ all available tools)。FOMCは、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標水準をゼロ─0.25%に据え置く。FF金利を長期間(for an extended period)、異例に低水準とすることが経済状況により正当化される可能性が高いと予想する。すでに発表のとおり、住宅ローン・住宅市場を支援し、民間クレジット市場の全般的状況を改善するため、FRBは年内に政府機関が保証するモーゲージ担保証券(MBS)を最大で総額1兆2500億ドル、政府機関債を最大2000億ドル購入する。さらに、秋までに最大3000億ドルの米国債を買い入れる。FOMCは経済見通しや金融市場の状況の進展を踏まえ、証券買い取りの時期と総額を引き続き検討する。FRBは、幅広い流動性プログラムを通じ、家計や企業向け与信の拡大を促し、金融市場の機能を支援している。FOMCは引き続き、金融・経済の動向を踏まえてFRBのバランスシートの規模や構成を慎重に監視する(continue to monitor carefully)。

 今回の声明に賛成票を投じたのは、バーナンキ委員長、ダドリー副委員長、デューク、エバンズ、コーン、ラッカー、ロックハート、タルーロ、ウォーシュ、イエレンの各委員。

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