for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ポルトガル、13年に財政赤字の対GDP比を2.8%に引き下げ=草案

 [リスボン 8日 ロイター] ポルトガル政府は公共投資の縮小や公的部門の昇給抑制などを通して、2013年までに財政赤字を対国内総生産(GDP)比3%以下に引き下げる。同国がEUに提出する財政赤字削減策の草案で明らかになった。

 ポルトガル政府は今月末までにEUに対し2010─13年の財政赤字削減策を提出する必要がある。草案によると、財政赤字の対GDP比率を13年には2.8%と、欧州連合(EU)が安定・成長協定で上限と定める3%以下に引き下げる。10年は8.3%の見通し。

 ギリシャに続きポルトガルでも財政悪化問題が深刻化するのではないかとの懸念が出ている。こうしたなかポルトガル政府がEUに提出する予定の財政赤字削減策は、同国が市場での信頼を得るためのカギとなるとみられている。

 草案によると、財政赤字の対GDP比率を11年に6.6%、12年には4.7%に引き下げる。

 GDP成長率は09年はマイナス2.7%となったものの、草案によると10年はプラス0.7%へ回復し、11年は0.9%、12年は1.3%、13年は1.7%の成長を達成できるとしている。

 また公的債務の対GDP比率は10年は85.4%、12年には90.1%でピークに達し、13年には89.3%に低下すると予想している。

 10─13年の期間中、政府は国営企業の株式売り出しなどの民営化プロセスを通して、総額60億ユーロを調達する計画。このうち10年は12億ユーロを調達する。

 また13年までは公的部門の昇給率は物価上昇率以下にとどめる。公的部門の新規採用も離職者2人に対し1人とし、同部門の人件費の対GDP比率を、09年の11.5%から、13年には10%に引き下げる。

 公共投資の対GDP比率は、09年の4.9%から13年は2.9%に低下させる。防衛投資は40%削減する。また首都リスボンとポルト、およびスペインのビゴをつなぐ高速鉄道の建設計画も延期する。

 社会保障費用の対GDP比率は3年間で0.4%ポイント引き下げる。 

 一方で、年収15万ユーロの個人に対する所得税率の上限は、現在の42%から45%に引き上げる。

 金融危機に対し導入した緊急対策の解除は11年から順次開始する。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up