[シドニー 19日 ロイター] 豪カンタス航空QAN.AXは、アイスランドの火山噴火に伴う火山灰による欧州路線への影響で、1日当たり約150万豪ドル(約1億2700万円)の損害を被っていることを明らかにした。
同社は19日、向こう2日間の欧州発着便の運航を中止した。
20―21日の2日間、欧州発の7便と欧州に向かう5便が欠航になる。
カンタスは声明で「現時点で欧州行きサービスの再開は不明で、欧州当局から運航の再開可能時期に関する正式な通知があるまで確認できない」としている。
また、運航が再開しても数日間は便に遅れが生じると警告。
「カンタスは欧州便の運航再開が可能になれば、乗客のニーズを満たすためにあらゆることを行う方針であるものの、英国および欧州の空港へのアクセスは、世界中からの便の滞りにより困難になる見通しだ」と指摘。「こうした状況は数日間続くとみられる」としている。