[ワシントン 22日 ロイター] 全米リアルター協会(NAR)が22日発表した3月の中古住宅販売戸数は前月比6.8%増加し年率換算で535万戸となった。今月末の住宅税控除措置の期限を前に、消費者が駆け込みで住宅購入に動いた。
ロイターがまとめた市場予想は528万戸だった。
中古住宅の販売戸数は増加したものの、活動水準は住宅市場混乱前と比べ依然大きく低迷している。
ゼファー・マネジメントのマネージング・ディレクター、ジム・アワド氏は「住宅市場について徐々に底入れしている可能性があるとの見方を強めている。ただ、今後差し押さえ物件が増えるとの見通しが楽観的な見方に水を差すだろう」と語った。