[ニューヨーク 7日 ロイター] 6日午後に米株式市場が急落したことについて、為替アナリストからは円に絡む取引がきっかけになったとの見方が出ている。
GFTの為替調査ディレクター、ボリス・シュロスバーグ氏は「午後の早い時間、株式相場が急落する直前にまずユーロ/円とドル/円が大幅に下落した」と指摘。「ドルとユーロが下落し円が急上昇する中、アルゴリズム取引による大量の自動売り注文が出た。これを受けて原油や株など円に関連した市場が急落した」と述べた。
その上で「これに大規模なポジション、取引ミス、ギリシャの抗議デモのテレビ映像などが加われば際限のない空売りが出る」と語った。