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独ヒポ・レアル、欧州ストレステストで不合格へ=関係筋

 7月19日、関係筋によると、独ヒポ・レアル・エステートは欧州ストレステストを通過しない見通し。写真はベルリンの同社ビル。昨年7月撮影(2010年 ロイター/Tobias Schwarz)

 [フランクフルト 19日 ロイター] 国営化されたドイツの不動産金融ヒポ・レアル・エステート[HRXGF.UL]は、欧州ストレステスト(健全性審査)を通過しない見通し。関係筋が19日明らかにした。

 ストレステストの対象となる91金融機関のうち、通過しない見通しが明らかになったのは初めて。

 関係筋によると、ヒポは、景気減速とソブリン債損失を想定したシナリオのもと、資本水準に関するテストを通過しない公算が大きい。

 ブルームバーグもこれに先立ち、関係筋の情報として、ヒポがテストに不合格になったと報じた。

 ヒポは経営悪化に伴いドイツ政府から1000億ユーロ(1300億ドル)超の債務保証を受け国有化。約2100億ユーロの資産をバッドバンク(不良資産受け皿機関)に移管することを計画している。いわゆる「PIIGS」と呼ばれる諸国(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)のソブリン債を392億ユーロ保有し、ソブリン債とは別にこれら諸国の地方当局・金融機関・政府関連企業に400億ユーロを融資している。

 市場関係者の一部からテストの厳格さに懐疑的な見方も出ていたことから、ヒポの不合格は、ストレステストの信ぴょう性を高めるとみられる。

 ドイツ金融機関に詳しいある投資銀行筋は、ヒポの資本増強・事業再編がすでに進められていることを踏まえ、同行の不合格が国内銀行システムに及ぼす影響は限定的との見方を示した。

 同筋はロイターに対し「市場ではヒポが追加資本を必要としていることは広く知られている。ストレステストを通過しなかったとしても特に市場に波紋は生じない」と語った。

 ヒポ、金融市場安定化基金(Soffin)、連邦金融サービス監督庁(BAFin)はコメントを控えている。

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