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豪カンタス航空、27日にA380型機の一部運航再開へ

 [シドニー/ロンドン 23日 ロイター] 豪カンタス航空QAN.AXは、保有する6機のエアバス製A380型のうち2機について、27日に運航を再開する方針を明らかにした。ただ残りの4機については運行再開まで「当面時間を要する」との見方を示した。

 11月4日に緊急着陸を余儀なくされる原因となったエンジントラブルを受け、カンタスおよび欧州航空防衛大手EADSEAD.PA傘下のエアバス、エンジン製造元の英ロールスロイスRR.Lは、問題の「トレント900」エンジンについて綿密な調査を実施してきた。今回の運航再開決定は、運航上の安全性が確認されたとの調査結果を受けたもの。

 エンジントラブルをめぐり消極的な対応に批判が集っていたロールスロイスにとっては、カンタスのA380運航再開に加え、欧州航空安全局(EASA)がトレント900に対して義務付けていた検査体制を緩和したことも追い風となった。

 ロールスロイスは、カンタスによるA380の運航再開を歓迎する方針を表明。「運航上の安全確保に向けて、エアバスや航空当局、顧客航空会社と引き続き緊密に取り組んでいく」とした。

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