[ソウル 5日 ロイター] 韓国のポスコ005490.KSは5日、日本の発電会社ゼネシスを6億1000万円で買収したことを明らかにした。ポスコが海外で鉄鋼以外の事業を買収したのは今回が初めて。
同社は経営の多角化を加速させており、特に再生エネルギーなどのセクターを成長事業に育てたい考え。
合意では、ポスコと同社日本部門のポスコジャパンが、ゼネシス株の51%を取得する。ゼネシスは排熱発電や海洋温度差発電を専門にしており、ポスコは小規模ながらも中核技術を保有するゼネシスの買収により、環境事業面でシナジー効果が得られると判断した。
ポスコは昨年12月、2018年までに環境事業に7兆ウォン(62億ドル)を投じる計画を明らかにしている。