[3日] フィッチ・レーティングスは、エジプトの長期外貨建て発行体デフォルト格付け(IDR)を「BBプラス」から「BB」に、長期自国通貨建てIDRを従来の「BBBマイナス」から「BBプラス」にそれぞれ引き下げ、双方の格付けを「レーティング・ウオッチ・ネガティブ」とした。
カントリーシーリングも「BB」に引き下げた。短期外貨建てIDRは「B」で確認した。
中東・アフリカ・ソブリン格付け担当責任者のリチャード・フォックス氏は「新政府への不安定な移行が見込まれるなか、国内情勢の大幅な混乱拡大および混乱継続による経済や公的財政、外部資金調達への悪影響増大を今回の格下げは反映している」と述べた。
さらに「レーティング・ウオッチ・ネガティブは、政治改革をめぐり反政府側と政府側の立場に依然大きな溝があり、問題解決で合意がなされる前に政治・経済情勢が悪化するリスクを反映している」とした。
*以上、フィッチ・レーティングスのリリースから