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欧州銀行監督機構、ストレステストで厳しいシナリオを設定

 [フランクフルト 8日 ロイター] 欧州銀行監督機構(EBA)は、域内の銀行を対象にしたストレステスト(健全性審査)で、今年のユーロ圏経済が0.5%のマイナス成長となった場合や欧州の株式が15%下落した場合を想定して銀行の危機対応能力を審査する。ロイターが8日入手したEBAの文書のコピーで明らかになった。

 EBAが今後数カ月かけて実施するストレステストの対象行は、欧州連合(EU)域内の銀行システムの総資産の65%を保有する88行。

 EBAは銀行にストレステストを準備させるために送付した文書の中で「今回の悪環境シナリオは、2009年および2010年にEU全体で実施されたストレステストと類似している。主として進行中のソブリン債務危機に関連したEU域内のショック、米国に起因する世界的な需要減退にかかわるショック、あらゆる通貨に対する米ドル下落の3要素で構成されている」と説明している。

 想定シナリオには、2011年にユーロ圏の域内総生産(GDP)が0.5%のマイナス成長となった場合のシナリオや2012年に0.2%のマイナス成長となった場合のシナリオが含まれている。

 また、ユーロ圏の長期政府債利回りが75ベーシスポイント(bp)上昇するとの想定や不動産市場が急激に落ち込んだ場合のシナリオも初めて考慮されている。

 さらにテストは、銀行間の短期資金調達コストが125bp上昇するシナリオも想定している。

 ただ予想通り、銀行勘定で保有している資産については対象とならなかった。

 ストレステストの最終的な基準は3月18日に公表される予定。

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