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円高に警戒感強める当局、単独介入も排除せず=関係筋

 7月26日、日本の政策当局は、外国為替市場で円高がじりじりと進んでいることについて警戒感を強めており、単独介入も排除しない考えだ。写真は都内の外為ディーリングルームで撮影(2011年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [東京 26日 ロイター] 日本の政策当局は、外国為替市場で円高がじりじりと進んでいることについて警戒感を強めており、単独介入も排除しない考えだ。複数の関係筋がロイターに語った。

 ある関係筋は「緊張感が高まっている。いつ介入があってもおかしくない」と話す。別の関係筋はタイミングが適切であれば、介入を行う用意があるとしている。

 さらに別の関係筋は円高が外部要因によるものだとしても、介入をしてはいけない理由にはならないとし、日本経済が円高に伴う痛みに耐えるにはまだ弱いと指摘している。 

 これらの関係筋は、実際に介入するかどうかや、そのタイミングは円上昇のペースや円高が株価の急落などを伴うかなどによるとしている。

 一方、政府関係者の間では、介入の効果がわからないとして、現時点での介入に懐疑的な見方もある。日本以外の原因で円が上昇しているほか、G7諸国から理解を得られないとの指摘もある。

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