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S&Pが米国債を「AAプラス」に格下げ、見通しは「ネガティブ」

 8月5日、S&Pは、米国の長期信用格付けを最上級の「AAA」から「AAプラス」に1段階引き下げた。写真はニューヨークにあるS&Pのビル。2日撮影(2011年 ロイター/Brendan McDermid)

 [ニューヨーク 5日 ロイター] 米格付け会社のスタンダード&プアーズ(S&P)は5日、米国の長期信用格付けを最上級の「AAA」から「AAプラス」に1段階引き下げた。S&Pは格下げについて、財政赤字削減計画が米国の債務の安定化には不十分との見方を反映したと説明した。

 S&Pは、米国の新たな格付けの見通しを「ネガティブ」としており、今後1年から1年半の間にさらなる格下げが行われる可能性もある。

 S&Pは声明で「格下げは、米議会と政権が最近合意した財政再建計画が、政府の中期的債務ダイナミクスの安定に必要とみられる水準に達していないとのわれわれの見解を反映している」と表明した。

 オバマ大統領が8月2日に署名した債務上限引き上げ法案には、今後10年間で2兆1000億ドルの財政赤字削減策が盛り込まれたが、赤字削減規模はS&Pが必要とみている4兆ドルを大幅に下回った。

 今回の格下げによって、いずれ米政府、企業、消費者の借入コストが上昇する可能性が高い。

 これまで世界で最も安全な投資先とされてきた米国債の格付けは、英国やドイツ、フランスやカナダなどの国債の格付けを下回ることになる。

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