[20日 ロイター] 米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙は20日、関係筋の話として、先月米国の格付けが引き下げられた際にインサイダー取引が行われた可能性があるとして、証券取引委員会(SEC)がヘッジファンドやトレーディング会社に召喚状を送付したと伝えた。
WSJによると、SECはそれらの企業に対し、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が8月5日に米国の格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げた直前に行った取引について、詳細な情報の提供を求めている。
関係筋がWSJに語ったところによると、どの企業がSECによる調査対象になっているのかは明らかになっていない。
SECスポークスマンはWSJ紙にコメントを拒否。
ロイターもSECからのコメントを得られていない。