[ブラチスラバ 28日 ロイター] スロバキアの連立与党メンバーである自由と連帯(SaS)は28日、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)機能拡充法案めぐり、ラディツォバー首相が新たな妥協案を提示したことを明らかにした。来月の議会採決で同法案が可決される可能性が出てきた。
SaSは7月に欧州首脳会合で合意したEFSF機能拡充に反対しており、政府は法案の議会通過に必要な十分な票を確保していない。
SaSのJozef Kollar氏は、ラディツォバー首相との会談後、民法テレビ局マルキーザに対して「まず、(7月の合意に基づき)他国によるEFSF創設は阻止しない。さらに、税金を使うことはしない」と語った。
同氏は、ラディツォバー首相が新たな案を提示したことで議会通過の可能性が出てきたか、との質問に対して「そのようだ」と述べた。ただ、詳細は明らかにしなかった。