[ニューヨーク 4日 ロイター] 4日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、モルガン・スタンレーMS.Nとゴールドマン・サックスGS.Nの社債のCDSスプレッドが2008年10月以来の水準に拡大するなど、大手米銀の債務保証コストが上昇している。
ユーロ圏債務危機の波及懸念の高まりを背景に、リーマン・ブラザーズの破たん以来の水準に上昇。マークイットによると、モルガン・スタンレーの5年物CDSスプレッドは59ベーシスポイント(bp)拡大し643bp、ゴールドマン・サックスは24bp拡大し403bpとなった。
バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)BAC.Nは37bp拡大し490bpと、過去最高を更新。シティグループC.Nも39bp拡大の388bpと、2009年7月以来の水準となった。