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仏BNPパリバは71.6%の減益、ギリシャ債絡む特別損失響く

 [パリ 3日 ロイター] フランスの銀行大手BNPパリバBNPP.PAが3日発表した第3・四半期決算は、純利益が71.6%減少した。保有するギリシャ債に関して予想を上回る20億ユーロ(27億6000万ドル)の損失を計上したことや、数十億ユーロ相当の欧州ソブリン債を売却したことが利益を圧迫した。

 11月3日、フランスの銀行大手BNPパリバが発表した第3・四半期決算は、純利益が71.6%減少した。マルセイユの同行支店で9月撮影(2011年 ロイター/Jean-Paul Pelissier)

 BNPが計上した特別損失は、ギリシャのソブリン債に対するエクスポージャーの60%に相当する。同行は、先に欧州首脳会議での合意に基づき民間セクターがかぶる債務減免を反映したものだとしている。

 BNPのプロ最高経営責任者(CEO)は、ロイター・インサイダーTVに対し、ギリシャに対する保有債権の引き当ては「当面適切」だとした上で、ギリシャ債のデフォルト(債務不履行)の可能性は排除できないとの見方を示した。

 さらに「デフォルトは不快だが対応できる。今後の動向を見守っていく」と述べた。

 第3・四半期の純利益は71.6%減の5億4100万ユーロ。ロイターが調査した9人のアナリストによる予想中間値の9億9190万ユーロを大幅に下回った。

 収入は7.6%減の100億ユーロ。やはりアナリスト予想の104億8000万ユーロを下回った。

 保有するギリシャ債に関しては22億6000万ユーロの損失を計上。ユーロ圏のソブリン債に対するエクスポージャーは第3・四半期に20.7%縮小し、586億ユーロとなった。

 ギリシャのソブリン債に対する銀行勘定のエクスポージャーは、6月末時点の35億ユーロから16億ユーロに削減。スペイン債は27億ユーロから5億ユーロ、イタリア債は205億ユーロから122億ユーロに減少した。

 プロCEOは、今後もソブリン債の売却を続けるかとの質問に「いや、今のままでいい」と答えた。

 第3・四半期の決算は、BNP債に関するスプレッド拡大に伴う7億8600万ユーロの収入押し上げ効果や、2億9900万ユーロに上るアクサAXAF.PA株の償却など、さまざまな特別要因による影響を受けた。

 第3・四半期末時点のコアTier1(狭義の中核的自己資本)比率は9.6%で、第2・四半期と同水準だった。

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