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オリコが資本増強策、みずほ連携強化で早期再建めざす

 [東京 28日 ロイター] オリエントコーポレーション8585.Tは28日、1500億円の優先株発行や1400億円の債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ=DES)などを柱とした資本政策を発表した。同社は、利息返還請求に備えた特別損失計上で2007年3月期に債務超過に陥る見通しだが、みずほグループを中心とした金融支援により債務超過を解消、早期再建を目指す。

 資本政策の一環として、減資も実施。資本金2202億円のうち2152億円を資本準備金に振り替え、欠損金を補てんする。

 優先株は第三者割当増資の形で発行し、みずほグループが450億円(みずほ銀とみずほコーポレート銀がそれぞれ225億円)、モルガンスタンレー証券が350億円、伊藤忠商事8001.Tが300億円、日本政策投資銀行とKKRがそれぞれ200億円を引き受ける。同時に、みずほコーポレート銀が保有する債権のうち1400億円を株式化、優先株として発行する。

 さらに、株式希薄化リスクの軽減や既存優先株への配当負担減を目的として、普通株2株を1株に、過去に発行した優先株10株を1株にそれぞれ併合。単元株も1000株から500株に変更する。

 オリコは、貸金業規制法改正に伴う利息返還請求の増加や回収環境の悪化で、2007年3月期の最終損益が4579億円の赤字に転落、債務超過に陥る見通し。ただ、これらの資本政策を実施することで、5月2日付で債務超過の解消を図る。

 東京証券取引所と大阪証券取引所に上場しているオリコ株は、07年3月期決算時点で見込まれる債務超過が指定変更基準に抵触、1部指定から2部指定になる可能性がある。

 過去に発行した優先株と、今回第三者割当増資により発行する優先株を普通株に転換した場合、同社の発行株は現在の8億6500万株から12億0800万株に増加。みずほグループの出資比率は7.3%から28.5%に、伊藤忠商事は21.0%から22.6%に、それぞれ上昇する。

 ただ、DESで発行した優先株に関しては、更なる希薄化を回避するため、今後10年間で買い戻す計画。

 都内で会見した上西郁夫社長は「(中期計画では)5年後に約500億円の経常利益を計画しており、10年あれば問題なく買い戻せる」と語った。

 同社は5年後の2012年3月期に、営業収益3352億円(07年3月期予想3150億円)、経常利益482億円(同165億円)、最終損益464億円の黒字(同4579億円の赤字)を目指しているが、西田宜正現副社長(次期社長)は会見終了後、記者団に対し「これまでのオリコは高いところに利益計画を置いて頑張っていくというスタンスだったが、今回は失敗は許されないという前提で計画を立てている。実現可能性は高い」と語り、早期再建に自信を示した。

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