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第1四半期末の中国外貨準備、1兆2020億ドルに急増

 [北京 12日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)は12日、同国の外貨準備が第1・四半期に1357億ドル増加し、3月末時点で1兆2020億ドルとなったと発表した。

 中国の外貨準備は2006年第4・四半期に784億ドル増加して1兆0663億ドルとなっていた。

 第3・四半期には468億ドル増加、06年通年では2473億ドル増加した。

 第1・四半期の外貨準備の伸びは、2006年通年の伸びの半分以上に相当。記録的な増加となった。

 市場関係者は、人民元の上昇圧力が一段と強まると指摘。第1・四半期の貿易黒字は縮小しており、外貨準備の急増は疑問だ、との声も出ている。

 ドイツ銀行(香港)のエコノミスト、ジュン・マー氏は「外貨準備と貿易黒字の動向に大きな開きがあり、少し奇妙な気がする」としたうえで、「貿易黒字は縮小したが、引き続き人民元に上昇圧力がかかるのは明らかだ」と述べた。

 第1・四半期の中国の貿易黒字は464億4000万ドルで、昨年第4・四半期の677億5000万ドルから縮小。このため、第1・四半期の外貨準備の伸びは減速すると予想されていた。

 一部の市場関係者は、人民銀行が商業銀行との為替スワップ取引を縮小したことが外貨準備急増の原因ではないか、と指摘している。

 人民銀行は、商業銀行と為替スワップ取引を締結し、バランスシートのドル資産を減らしている。

<一段の金融引き締めか>

 人民銀行がこの日発表した3月のマネーサプライM2伸び率は前年比17.3%となり、2月の同17.8%から鈍化したが、市場では、一段の金融引き締めが必要になる、との声が多い。

 ゴールドマン・サックスのエコノミスト、ホン・リャン氏は「商業銀行は、融資をさらに拡大することが可能だ。融資を拡大する理由もある。これが、マネーサプライと信用の伸びの再加速につながる可能性がある」と指摘。

 「金融当局は引き締めバイアスを維持するだろう。貸倒引当金が再び増えれば、窓口指導をさらに強化する可能性もある」と述べた。

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