[ニューヨーク 23日 ロイター] 三菱UFJフィナンシャル・グループ8306.Tは、保有している投資有価証券の一部について、大幅な評価減を実施する必要が生じる可能性があると明らかにした。
米サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題に端を発するクレジット市場の混乱による影響だとしている。
同社は、米証券取引委員会(SEC)への報告で、市場が「下落もしくは適切な価格がついていない」ことから、一部の証券の価値が下がった、と説明した。
同社は「米クレジット市場の低迷によって、世界的に株式市場の動きが非常に不安定になる可能性がある。外為相場も同様だ。それがわれわれの業績に影響を与える可能性がある。クレジット市場の状況が引き続き悪化すれば、資金調達の仕組みを調整する必要が生じる可能性がある。資金調達コストが上昇する可能性もある」と指摘した。