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日本株の持たざるリスクへの認識、米国投資家の間で拡大=ゴールドマン

 6月3日、ゴールドマン・サックス証券(GS証券)は、米国投資家の間で、日本株の「持たざるリスク」に対する懸念が増しており、ウエートの見直しを迫られる可能性があるとのリポートを発表。写真は東京証券取引所で。昨年2月撮影(2008年 ロイター/Toshiyuki Aizawa)

 [東京 3日 ロイター] ゴールドマン・サックス証券(GS証券)は、3日、米国投資家の間で、日本株の「持たざるリスク」に対する懸念が増しており、ウエートの見直しを迫られる可能性があるとのリポートを発表している。

 リポートによると、GS証券は先週、米国の投資家を訪問した。投資家との意見交換から、前回1月の訪問時に比べて日本株に対する関心が格段に高まっていることがわかった。

 日本株は3月中旬以降、インフレや原油高の逆風を受けて他の市場が足踏みをしている間に、現地通貨ベースでは海外株を10%以上アウトパフォームする状態にある。訪問したほとんどの米国投資家は日本株を依然大幅にアンダーウエートしていたが、最近のアウトパフォーマンスの持続と日本は物価上昇が歓迎される国との見方から「持たざるリスク」への懸念が増幅しているという。

 また、アデランス8170.Tの株主総会での経営陣の再任案の否決や小野薬品工業4528.OSの増配、株主の提案を受けた学研9470.Tの中期経営計画の策定といった最近の日本のコーポレート・ガバナンスの改善について説明したところ、日本株をレーダースクリーンから外していた多くの投資家に驚きをもって迎えられた、という。

 ただ、GS証券は、まだ足元の物価上昇が「コスト・プッシュ」ではなく「デマンド・プル」によるものとの確信を抱くには至っておらず、経済と企業収益の先行きには依然として不透明感が漂っているとしている。

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