[ロンドン 17日 ロイター] 英金融サービス機構(FSA)のターナー長官は17日、世界の銀行システムは、政府介入により、システミックな崩壊の危機を脱したとの見解を示した。ただ、経済的な影響は依然としてあるだろうと加えた。
同長官は、英フィナンシャル・タイムズ(FT)に対し、「マクロ経済的な影響は依然として出てくるものの、われわれが前週に置かれていた、世界の金融システムが基本的にシステミックに崩壊する危機があるという状況は過ぎたと考えている」と述べた。
また、ガーディアンに対し、世界はリセッションに向かっていると指摘。ただ、1929―1933年の世界大恐慌に言及し、「われわれは教訓を知っている。再発を食い止める方法を知っている」と語った。