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焦点:ガイトナー次期米財務長官の指名公聴会、納税漏れでも承認濃厚

 [ワシントン 21日 ロイター] 米上院財政委員会は21日、次期財務長官に指名されたティモシー・ガイトナー・ニューヨーク連銀総裁の指名承認公聴会を開く。

 1月21日、ガイトナー次期財務長官の指名公聴会、納税漏れでも承認濃厚。18日撮影(2009年 ロイター/Jason Reed)

 ガイトナー氏は、納税漏れが発覚し批判を浴びているが、現在の金融危機に対応するには最高の逸材との声が多く、承認の可能性が濃厚となっている。

 財務省は連邦税の徴収も管轄しており、同氏の納税漏れが公聴会で厳しく批判されるのは必至。ただ、公聴会で大きなミスをしない限り、指名は承認されるとの見方が多い。

 ホワイトハウスは20日、上院財政委員会がガイトナー氏の指名承認を22日に採決するとの見通しを示した。

 納税漏れが発覚するまで、ガイトナー氏の指名は確実視されていた。

 同氏は、ニューヨーク連銀総裁として、ベアー・スターンズ救済やアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の公的管理などを指揮。90年代に起きた国際的な債務危機への対応でも高い評価を得ている。

 ただリーマン・ブラザーズの破たんを容認したことについては、一部で金融危機の拡大を招いたとの批判も出ており、公聴会では、そうした批判にどう答えるかが最大の焦点になるとの見方も出ていた。

 連邦準備理事会(FRB)とウォール街のパイプ役としても評価が高く、政策の継続性が保証されるとして、市場も同氏の財務長官指名を歓迎していた。

 ただその後、同氏が国際通貨基金(IMF)勤務時代に連邦税の納税を怠っていたことが発覚。利息を含め4万2702ドルの納付を迫られた。

 指名承認の採決を行う上院財政委員会は、財務省・内国歳入庁に対し、これまで一貫して徴税の強化を求めてきた経緯がある。

 NBCのテレビ番組「トゥナイト・ショー」の人気司会者ジェイ・レノ氏は、ガイトナー氏を皮肉り「ガイトナー次期財務長官は、画期的な減税策を思いついた。『みなさん、税金は払うな』」

 オバマ大統領はガイトナー氏を支持、複数の上院議員は指名に支持を表明している。

 ただ承認が確定しているわけではなく、納税漏れで一部の支持を失ったことは確かだ。

 資産運用会社カンバーランド・アドバイザーのデビッド・コトク会長は顧客向けのリポートで「(納税漏れは)FRBの恥だ」と批判した。 

 (ロイター日本語ニュース Mark Felsenthal記者;翻訳 深滝壱哉)

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