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金融危機の悪化傾向に歯止め─ソロス氏=報道

 5月11日、米著名投資家ジョージ・ソロス氏が金融危機の悪化傾向が和らいでいると考えていることが明らかに。先月撮影(2009年 ロイター/Mike Theiler)

 [ベルリン 11日 ロイター] 米著名投資家のジョージ・ソロス氏は、金融危機の悪化傾向が和らいでおり、各国の景気対策が奏功し始めているとの見解を示した。ドイツのフランクフルター・アルゲマイネ紙が11日、報じた。

 ソロス氏はまた、アジアが一番先に危機から抜け出すと予想するとともに、中国が米国を追い越し、世界の成長エンジンとなるとの見方を示した。

 ソロス氏は「経済の急激な落ち込みには歯止めがかかり、金融システムの崩壊は回避された。各国の景気対策が奏功し始めている。悪化の動きが緩和している」と指摘。「回復がこれまでの落ち込みの半分程度を埋め合わせ、その後、停滞期に移ると予想している」と述べた。

 ドルについては、既に弱いとの見方を示し、「むしろ、ドルがユーロに対して大きく値下がりするとはみていない」と付け加えた。

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