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株式は運用の柱、米国債投資はまだ為替リスク存在=日本生命

 [東京 29日 ロイター] 日本生命保険の筒井義信専務執行役員は29日の決算会見で、株式投資について、重要な運用の柱だと述べ、引き続き保有を継続する方針を示した。一方、同社幹部は米国債の投資環境について、足元では金利上昇局面にはあるものの引き続き為替リスクが残っているとし、慎重姿勢を見せた。

 同社の総資産に占める保有株式の割合は簿価ベースで11%程度。時価ベースでは株価下落により、年間で5ポイント減少し、12%に下がった。筒井専務は、株式保有について「持てば持つほどリスクがあり、格付けに対して下方要因になる」としながらも、「リスク分散してリターンを拡大する必要がある。株式はリスク性資産だが非常に重要な運用の柱。現実に非常に高い利回りを実現している」と説明。今後の簿価ベースでの保有割合を維持する考えを示した。

 さらに「機関投資家が株式を圧縮すれば市場がシュリンクする。ある種の役割意識もある」と述べた。

 米国債の運用方針については、赤林富二財務企画部長(訂正)が「現在(米国債の)金利は上昇しているが、まだ為替リスクがある。円安方向がしっかりしてきて、さらに金利上昇が現状よりも確かになれば投資する」と話し、オープン外債としてはまだ様子見の姿勢を示した。同社の外債投資は総額約5兆円で、内訳はヘッジ付きが約3兆円、オープンが2兆円となっている。

 またヘッジ付きで米国債投資に対する考えについて、現在でも投資はしているが、「ヘッジコストが低い中で、金利上昇が進めばさらに投資妙味はある」とした。

 筒井専務は、財務の健全性を増すために、今年度中に1000億円の基金の調達を実施する考えも表明した。

 (ロイター日本語ニュース 布施太郎記者)

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