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英経済は年末にかけ成長回復へ=ダーリング財務相

 [レッチェ(イタリア) 13日 ロイター] ダーリング英財務相は13日、英経済は今年末までに成長を回復し始める、と述べた。ただし、他国の弱さと原油価格上昇が慎重になる要因、との認識を示した。

 ロイターのインタビューで述べた。

 英国と他国が昨年以来とった大胆な景気刺激策は、効果が上がっているが、刺激策の効果が経済全体に波及するには時間がかかると述べた。

 ダーリング英財務相は「私が予算で明言したこと、つまり、今年末にかけて英経済が成長を回復し始めるということを依然確信している」と強調。「今後の見通しは、他国がバランスシート正常化に向け前進するかどうか、にかかっている。また商品価格のボラティリティという問題もある。慎重になる理由がある、ということだ」との見方を示した。

 最近の調査では、英経済の最悪期が過ぎたことが示唆されている。国立経済社会研究所は、英国のリセッション(景気後退)は4月に終わったとの見方を示しており、エコノミストの多くは英経済は第2・四半期に成長を再開した可能性がある、との見方を示している。ただ同相は、今年の成長率は3.5%程度のマイナスとの予想を維持すると述べた。

 一方、今後の見通しに対する強気の見方を背景に原油価格がここ数週間、上昇しており、景気回復への足かせになるリスクが高まっている。

 同相は「原油など商品価格のボラティリティは、望ましくない不透明感につながっている」と指摘。「原油価格が急激に上昇したことを懸念する。われわれは再び、産油国との協力を行う必要がある」と述べた。

 <出口戦略>

 出口戦略と関連して、ダーリング英財務相は、財政赤字を向こう4年間で半減するとの意向をあらためて示した。また、財政は中期的により持続可能な水準に戻す必要があるが、景気刺激策を解消し始めるのは早すぎる、との見方で、G8のほかの財務相と一致している、と述べた。

 同相は記者会見で「そこにまだ至っていないことは明白。出口については、今は誰も話していない。道のりはまだ残っている」としている。

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