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5月の米クレジットカードローンのデフォルト率、過去最悪を更新

 6月15日、5月の米クレジットカードローンのデフォルト率が過去最悪を更新。昨年6月撮影(2009年 ロイター/Jim Bourg)

 [ニューヨーク 15日 ロイター] 米国のクレジットカード利用者によるデフォルト(債務不履行)が5月に過去最悪を更新し、米国の消費者が置かれた厳しい状況が浮き彫りになった。

 デフォルト率の上昇が顕著だったのがバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)BAC.N。5月のデフォルト率は12.50%と、4月の10.47%から上昇した。アナリストによると、バンカメが近年、信用度の低い顧客へのクレジットカード発行を急速に拡大してきたことが影響した。

 アメリカン・エキスプレス(アメックス)AXP.Nが当局に提出した報告書によると、同社のデフォルト率は10.40%と、9.90%から上昇した。

 アメックスのクレジットカード関連収入は米国市場全体の約25%を占め、特に住宅市場の危機とそれに伴う失業率の上昇で大きく打撃を受けたカリフォルニア州とフロリダ州におけるエクスポージャーが高い。

 シティグループC.Nのデフォルト率は10.50%と、10.21%から上昇した。JPモルガン・チェースJPM.Nは8.36%と、8.07%から上昇したが、大手クレジットカード会社のなかではデフォルト率は最も少ない。

 また、規模が小さいキャピタル・ワン・フィナンシャルCOF.Nやディスカバー・フィナンシャル・サービシスDFS.Nでは、デフォルト率の上昇幅は予想を下回った。デフォルト率は、キャピタル・ワン・フィナンシャルが8.56%から9.41%に、ディスカバー・フィナンシャルは8.26%から8.91%に上昇した。

 グリーンウッド・キャピタル・アソシエーツのポートフォリオ・マネジャー、ウオルター・トッド氏はクレジットカード業界全体について「デフォルト率は過去最悪を更新した」と述べた。

 クレジットカード利用者によるデフォルト率は失業率の上昇と連動することが多い。米国の失業率は5月に26年ぶりの高水準となる9.4%に達し、今年末までには10%を超えるとみられている。アナリストや銀行幹部は、クレジットカード業界全体のデフォルト率が10%を今年中に超えた場合、業界全体の貸し倒れ損失額は700億ドルを超えると試算している。

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